看護師転職を成功させる7つのポイント|失敗の理由や成功例・ナースから別の仕事(他業種)への成功事例も紹介

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看護師転職が失敗するかも、と不安に感じている人はいませんか?

看護師が転職を成功させるにはいくつかのコツがあります。

この記事では、看護師が転職に失敗してしまう理由や成功させる方法やコツ、事例をご紹介しています。

目次

看護師が転職に失敗してしまう理由

看護師の転職は、難しいと感じている人も多いものです。一生懸命やっているつもりでも、なかなかうまくいかないと心が折れてしまいますよね。看護師が転職に失敗してしまう理由としては、以下のようなものがあります。

  • 情報収集が甘い
  • 給与にこだわりすぎてしまう
  • 人間関係が悪い
  • 転職サイトに問題がある
  • 教育制度が不十分だった
  • 雇用条件が実際のものと異なる
  • 経営方針を確認しなかった

それぞれどんな部分に問題があるのか、以下で触れていくので、チェックしてみてください。

情報収集が甘い

転職活動をする上で重要なのは、情報収集を徹底するということです。特に大切なのは、求人情報に書かれていることを鵜呑みにしない、ということ。求人情報は企業側が人材を集めるために開示しているものなので、メリットばかりを羅列していることも多いのです。そのため、実際に転職してみると思わぬデメリットが見つかって悩んでしまうことも。必ずデメリットとなるようなポイントにも目を向けた上で、転職先を絞りましょう。

デメリットなど細部まで情報を収集するためには、口コミをチェックするのが有効です。実際に勤務している人の口コミなども調べればわかりますし、友人や知人が勤めているのであれば、話を聞いてみると良いでしょう。また、転職サイトに登録している場合には、キャリアアドバイザーに内部の事情を聞くこともできます。できるだけストレスなく転職をするためにも、情報収集は徹底しましょう。

給与にこだわりすぎてしまう

転職をする理由は人によって異なりますが、中でも多いのが「給与の面で条件の良いところに転職したい」というもの。生きていくためにはお金が必要ですから、より豊かに不安なく暮らしていくためには、給与も重要な条件です。しかし、給与面にこだわり過ぎてしまうと、転職後に「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうこともあるので、気をつけましょう。

給与が高い職場は、全てがそうというわけではありませんが、それだけの高いお金を支払ってでも人手が欲しい、というところも多いものです。給与は高くても労働環境がきついことで人の入れ替わりが激しい、というところも少なくありません。実際に就職してから後悔することもあるので、なぜ給与が高いのかと言うところもしっかりと考えて選ぶことが大切です。

人間関係が悪い

仕事をする上で悩みの種となるのが、人間関係です。理想通りの条件の転職先に就職できたとしても、人間関係がうまく育めずに、辛い毎日を過ごすこともあります。そうなると、点色に失敗したと感じてしまうこともあるでしょう。

人間関係は就職してみないとわからないと思われがちですが、事前に職場体験や見学などをしておけば、ある程度の人間関係を理解することは可能です。実際に働いてみてから合わないとなるとその後の対応も大変になってしまうので、転職活動の段階からしっかりと対策をしておくことが大切です。

実際に配属されてみないと、同僚との関係性などは測りにくいもの。しかし、会社の雰囲気を見ていれば、一緒に働く人の性格などを見抜きやすくなります。

転職サイトに問題がある

転職をするとなると、様々な方法がありますが、初めてでも不安なく転職したいというのであれば、転職サイトを利用するのも良いでしょう。転職サイトを利用すると様々なサポートを受けることができるので、転職が初めてでも不安点は少ないです。

しかし、気をつけなければならないこともあります。それは、その転職サイト自体に問題がある場合。大手のサイトであれば運営サイトもしっかりしていますが、そうでない場合には注意しましょう。

転職サイトの質が悪いと、担当者の技術が足りず、要望に合わない求人を紹介されることもあります。そのため、口コミなどを参考にしながら、信頼度の高いサイトを選ぶことも大切です。担当者との相性もあるので、複数のサイトに登録しておくと良いでしょう。

教育制度が不十分だった

看護師転職をした際、教育体制が整っておらず、いきなり現場に立たされるなどして苦労する人も少なくありません。看護の経験があったとしても、病院など転職先によってシステムややり方は異なります。命を預かる仕事でもありますから、わからないことが多いとトラブルに発展した際に大事になってしまいます。

一方で看護師の業界というのは、常に人手不足とも言える業界です。そのため、教育をしたくてもなかなか新人の手をかけられないというところも多いもの。給与が高い求人だと、人手が欲しいために報酬を高く設定しているところもあります。給与だけに飛びつくのではなく、教育体制が整っているかどうかも重視して仕事を探しましょう。

雇用条件が実際のものと異なる

時間が経てば、経営方針やその病院のやり方・システムが変わってくることも多いです。そのため、求人をチェックする上では、常に最新の情報を見るようにしましょう。更新日などを確認しながら、古い情報がないかどうかをチェックすることが大切です。

また、求人情報に記載されている情報は、あくまでも採用見込みの上での条件となっています。採用する人の経験や実績によっては、実際の雇用契約は見込みのものと違ってくる場合もあるので、注意してください。

雇用条件が実際に違っていた場合、採用後にきちんと確認することが大切です。何もせずに就職してしまうと、あとあと苦労することもあります。良い方に契約内容が変わっていればいいですが、そうでない場合もあるので、条件については随時要チェックです。

経営方針を確認しなかった

同じ看護師の仕事であったとしても、採用する病院によって経営方針が異なります。前の職場ではできていたことができない、ということもあるので、経営方針についてはあらかじめきちんと確認をしておくことが大切です。

病院側の経営の方向性が、自分の思い描いていた仕事内容のイメージと大きく差がある場合、就職をしても戸惑うことが多いでしょう。合わない環境の中に身を置いているとストレスも大きくなってしまいますから、注意が必要です。経営方針が合わずにすぐにやめてしまうことになるともったいないもの。あらかじめきちんと確認しておきましょう。

看護師転職で寄せられる不安

看護師転職を視野に入れている人も多いものですが、うまくいくのかどうか不安だという人が多いのも現状。特に転職が初めての人などは、転職できるかどうかということに加えて、転職した先でうまくやっていけるのかと心配してしまうことも多いようです。

看護師転職に関して、多くの人が抱いている不安としては、以下のようなものがあります。

  • 人間関係が悪かったらどうしよう
  • 転職回数が多いので不安
  • 経験やスキルに自信がない
  • 人手不足で今の病院を辞められるか心配

それぞれどうしてそのように思ってしまうのかということを含め、不安の解消法についても紹介していきます。

人間関係が悪かったらどうしよう

仕事をする上で切っても切り離せないのが、人間関係です。職場での仕事内容が自分の肌に合っていたとしても、人間関係が微妙だとどうしても働きづらく感じてしまうものです。トラブルを起こすまではいかなくても、人と人ですから、相性の悪い人というのはいます。そういう人と同じ職場になってしまうと、馬が合わずに苦労することもあるでしょう。

人間関係に関しては、実際に就職してみないとわからないと諦めてしまう人も多いもの。しかし、事前に職場の雰囲気や働いている人の様子をなんとなくうかがい知ることはできます。その時に有効なのが、職場見学なのです。実際に気になる職場を見学しておくことで、働く人の人となりなどがチェックできます。

転職回数が多いので不安

看護師転職は、初めての人にとっては不安に感じることも多いでしょう。わからないことだらけだと、何から初めていいのかもわからないものです。しかし、その場合は転職サポートサービスを利用することで、手助けをしてもらうことができます。

一方で、何度も転職をしているという人にも悩みはあります。転職の回数が多くなれば、転職のやり方や進め方についてはある程度スムーズにできるようになるでしょう。しかし、何度も転職をしていると、就職活動をする時に不利になるのではないか、と考えて悩む人も多いのです。

転職回数が多いと、やはり求人を出す側のイメージとしてはマイナスに写ってしまいます。しかし、転職回数が多い理由をきちんと説明することができれば、そこまで大きく影響はしないでしょう。ライフスタイルの変化によるものや看護に対する見方の違い、スキルアップやキャリアアップを目的とした転職の場合は、回数が多くてもそこまでマイナスに捉えられることは少ないでしょう。

経験やスキルに自信がない

転職をする場合にも、他の多くの転職希望者との競争に勝っていかなければなりません。自身の経験やスキル不足に悩む人は、どうしても転職に不安を抱いてしまうものです。特に経験が浅いうちに転職をする場合は、本当に大丈夫だろうか、と思ってしまうこともあるでしょう。

医療機関ではすぐに現場で活躍することができる即戦力を求めているため、第二新卒や1年目の人材の採用は厳しくなりがちです。経験やスキルがない状態で転職活動に臨むのであれば、リハーサルをきちんとしておくことが大切です。特に面接対策については徹底しておきましょう。

スキルがないと感じているけれど、病院に転職したいと考えている場合には、新人の看護師と一緒に研修が受けられる4月入社の求人を探してみると良いでしょう。

人手不足で今の病院を辞められるか心配

医療業界は、常に人手不足に陥っています。そのため、転職をしたくてもなかなか現在の仕事を離れられないという人が多いのも実情です。人手不足であるために、退職をしたくても受け入れてもらえなかったり、残るように説得されたり、ということも多いのです。

そのため、転職をするためのスキルなどは十分にあるものの、現在の職場を退職できるのかということに不安を抱いている人も少なくありません。

やめたくてもやめられないというジレンマを抱えながら仕事をするのはストレスにもなりますし、ミスも増えます。転職をすると決めたのであれば、1〜2ヶ月前には余裕を持って職場に退職の旨を伝えるようにしましょう。職場も次の人材を雇う余裕があれば、引き止められることも少ないでしょう。

看護師転職を成功させるコツ

看護師転職について、難しいものと考えている人も多いでしょう。ただ、コツさえつかめばスムーズに転職を成功させることもできます。転職成功のためのポイントしては、以下のようなものがあります。

  • 辞めたい理由を具体的に分析する
  • 転職サイトは複数登録しておく
  • 気になった求人情報は隅々までチェック
  • 実際に職場見学をする
  • 転職希望先に合わせて対策を変える
  • 職場の人には内緒にする
  • 転職先が決まってから会社を辞める

基本的には、現在勤めている病院とのあとくされのない状態にしておくことが大切ですし、気になる求人はしっかりと下調べをしておくことがポイントです。以下に一つ一つ紹介していくので、チェックしてみてください。

辞めたい理由を具体的に分析する

転職をする際に大切なのは、今の職場を辞めたい理由について明らかにしておくことが大切です。なんとなくでは、転職活動はうまく進みにくいもの。自身の意思を固めるためにも、やめたい理由については自分の中で明確にしておきましょう。

なんとなくで転職活動を開始してしまうと、目的も薄いのでだらだらとして決まるものも決まりにくくなってしまいます。今働いているところを辞めたいという理由を自分の中で明確にしておけば、転職活動のモチベーションも上がりますし、スムーズに進行しやすくなります。

辞めたい理由がスキルアップやキャリアアップなどの前向きなものであれば、転職活動のモチベーションも保ちやすいでしょう。人間関係が悪いために転職を考えている場合には、転職先でも同じようにならないように、しっかりと募集内容や条件を確認しておくことが大切です。

転職サイトは複数登録しておく

転職サイトを利用すれば、転職エージェントが間に入って、転職のサポートをしてくれます。一つのサイトに絞って求人を探してもらうこともできますが、より効率的に自分に合う転職先を見つけたいのであれば、転職サイトは複数利用するのがポイントです。

一つのサイトだけではその会社の紹介している求人に偏りがある場合も。得意としている分野もサイトによって異なるので、幅広い職場の中から選ぶためにも、複数の転職サイトに登録しておくことが大切なのです。

転職サイトも、できる限りテイストの違うところを複数登録しておくと、ジャンルの違う求人を効率的に探すことができるでしょう。あとは、口コミなどを確認しながら、自身の転職スタイルや希望する転職先を得意とするサイトを見つけるようにしましょう。

気になった求人情報は隅々までチェック

転職活動をする際は、求人情報を見て転職先を探すことが多いでしょう。自分で探す場合も、転職サイトを利用してエージェントに探してもらう場合も同様です。そして、求人情報を見る際には、必ず隅々までチェックすることが大切です。

というのも、求人情報は人材を集めるために発行されるものなので、基本的には魅力的な部分を大々的にアピールしているものが多いです。メリットだけに飛びついてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあるので、注意しましょう。

主に注意しなければならないのは、以下のポイントです。

1.給与に内訳も書かれているか

2.年間休日数が書かれているか

3.賞与の実績も書かれているか

4.希望の勤務時間に合っているか

5.アピールポイントは具体的に書かれているか

求人情報には、情報がより具体的に書かれていることが重要です。給与に関しては基本給や手当などがどのような内訳になっているかを確認することで、実際に働いた時に思ったより少なかった!ということも無くなります。

また、休日に関しても注意が必要です。1ヶ月のうち2日休む週が1回でもあれば、「週休2日」と記載できます。年間の休日数や、「完全週休2日」の明記がない場合は、週休2日とあっても希望通りに休めないこともあるのです。

さらに、賞与に関する記載があっても、実際にもらえるかどうかの保証はありません。賞与に関しては、実績を見るようにしましょう。あとは、勤務時間やアピールポイントが具体的に書かれているものを重視しましょう。

実際に職場見学をする

転職活動をするのであれば、実際に職場を見学してから応募することが非常に重要です。できる限り、職場見学を許可している転職先を選ぶようにしましょう。職場見学をすることのメリットとしては、実際に就職した際のギャップをなくすことができます。

特に病院などの医療関係の職場においては、病院によって経営方針や仕事の方針が異なる場合が多いです。前の職場では通用したことでも「うちではダメです」と言われることも多いのです。就職したあとに気づいても、すぐに転職することも難しいですから、苦労するでしょう。

また、働く上では、職場での人間関係も重要です。どんなに仕事にやりがいがあっても、人間関係がよくないと働くのもストレスになってしまいます。職場見学をすることによって、ある程度職場の雰囲気を知ることができるので、就職後のイメージのギャップも少なくなります。

転職希望先に合わせて対策を変える

前述のように、医療関係の職場というのは、病院によって経営理念が大きく異なることも多いです。そのため、病院に合わせて対策をしていかないと、門前払いされてしまうこともあるので気をつけましょう。

医療関係の求人においては、病院かクリニックなどの選択肢がありますが、クリニックの場合は圧倒的に求人数が少なく、倍率が高いです。そのため、病院と同じような対策をしていては、採用される可能性も下がってしまいます。これでは、ただでさえ大変な転職活動が、さらにハードなものになってしまうでしょう。

倍率が高くてもクリニックへの就職を希望するという場合には、転職サイトを利用するのが良いでしょう。転職のプロであるエージェントが対策を練ってくれるので、自力で転職活動をするよりも効率的に対策ができます。転職が初めてだという場合には、転職のノウハウもよくわからない場合がほとんどでしょうから、プロに任せて対策を練ってもらいましょう。

職場の人には内緒にする

転職を決めても、職場に通達するのはある程度転職活動が進んでからにしましょう。転職活動をしていると職場の人に知られると、仕事もやりづらくなってしまうものです。転職活動がうまくいかないことを知られてしまうのも、ストレスでしょう。

また、職場の人に転職が知られてしまうと、辞めないようにと引き止めに合うことも。意志が弱いと、そこまで引き止められるなら…と、転職活動をするモチベーションが下がってしまうこともあります。

職場の人に伝えるのは、転職先が決まってからでも遅くはありません。辞める直前ではさすがに失礼ではありますが、1〜2ヶ月くらい前に伝えれば十分です。転職先が決まるまでは職場では公表しないようにして、仕事の合間を縫って転職活動を進めていきましょう。

転職先が決まってから会社を辞める

転職したいという思いが強いと、見切り発車で職場を辞めてしまい、そこから転職活動をするという人もいます。しかし、この方法はリスクが高すぎるので、出来る限り避けた方が良いでしょう。

確かに仕事を辞めてからの方が自由がききますし、転職活動に充てる時間も十分に取ることができます。しかし、転職先がすぐに決まることは稀で、多くの場合は時間がかかってしまいます。

仕事を辞めていると、転職活動をして職場が決まるまでの間、収入がありません。いつ転職先が決まるかわからない状況の中で、収入がないというのは大きなネックになるでしょう。そのため、大変ではありますが、転職先が決まるまでは働きながら転職活動をする、というのが賢明です。

転職サイトを利用するメリット

医療向けの転職サイトも多数あり、利用することでスムーズに職探しができます。転職サイトを利用することで得られるメリットとしては、以下のようなポイントがあります。チェックしてみてください。

プロのサポートが受けられる

転職サイトには、ほとんどの場合、転職エージェントというプロのマネージメントスタッフが所属しています。転職に関するノウハウを備えたエージェントなので、転職が初めてだという人でも、不安なく転職活動に臨むことができるでしょう。

転職エージェントは、転職活動における様々な場面で、転職者をサポートしてくれます。まずは、求人情報の紹介。適性などを考えた上で、ふさわしい求人を選んでくれるので、一から自分で探すよりも良い仕事に出会えるでしょう。

また、履歴書の添削や、面接対策などを行ってくれるエージェントもいます。初めての転職活動では不安に感じてしまう人も多いでしょうが、面接サポートなどを受けることで、自信を持って本番に臨むことができます。

効率よく転職活動ができる

転職サイトでは、プロのエージェントが自分に合う求人を探してくれるのが大きなメリットです。自分だけで求人を探すこともできますが、得られる求人の数には限りがありますし、どのような仕事が自分にあっているのかわからないため、失敗してしまうこともあります。

転職サイトに在籍しているエージェントは、求人希望者のプロフィールなどを見ながら、一人一人に合う求人を探して紹介してくれるのです。自分では病院との相性などもわからないものですが、転職のプロに任せることでぴったりの職場を探してもらうことができます。

気になった職場に手当たり次第に応募するわけではないので、自分で一から求人に申し込むよりも効率的に仕事探しをすることができます。相性の良い職場にもめぐりあいやすいので、転職活動もスムーズに進むでしょう。

希望条件に合う求人を紹介してもらえる

人によって、転職先に求める条件は変わってきます。どんな理由で今の職場をやめたいのかということにもよりますが、自分で希望条件を当てはめて探して行っても、結局候補が絞りきれずに悩んでしまうこともあるでしょう。

転職サイトを利用すれば、希望条件に合わせた求人を探してくれるのはもちろん、その中でもより自分に合いそうなところを探してくれます。希望条件が細かったとしても、プロのエージェントがノウハウを使って見つけてくれるでしょう。

転職サイトを利用するデメリット

転職サイトを利用することで、効率的に自分に合う求人を見つけることができるというメリットを紹介しました。しかし、転職サイトにはデメリットも同様に存在します。本当に転職サイトを利用した方が良いのか迷っている人は、メリットだけではなくデメリットについてもチェックしてみましょう。転職サイトを利用するデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

キャリアアドバイザーからの連絡がしつこいと感じることもある

転職サイトには、仕事探しをサポートしてくれるキャリアアドバイザーが在籍しています。キャリアアドバイザーが求人を比較して見つけてくれることで、転職活動をする側に負担がかかりにくいのがメリットです。

しかし、キャリアアドバイザーによっては、連絡が細かすぎて逆にこちらの負担になってしまうこともあります。良い求人が見つかったらその都度連絡してくれるのはありがたいことではありますが、四六時中連絡がひっきりなしに来てしまっては、気持ちも休まらないでしょう。

また、転職活動中にはまだ現在の職場で仕事を継続しているという人も多いでしょう。その合間を縫って連絡を受けなければならないと、落ち着ける時間も少なくなってしまいます。どうしても負担になるようなら、連絡の仕方について打診してみるのも良いでしょう。

担当者との相性次第で活動がうまく進まない

転職サイトでは、基本的に担当のキャリアアドバイザーがついて、二人三脚で転職活動を進めていくことになります。と言っても人間同士ですから、どうしても合わないという人に当たる場合もあります。

相性の良い人と当たれば楽しく転職活動を進めることができるでしょう。しかし、運悪く相性の悪いキャリアアドバイザーと当たってしまった場合、転職活動の進行にも大きな影響が出てしまいます。

こればかりは相性なので、利用者側が悪いわけでも、キャリアアドバイザーが悪いわけでもありません。無理をして一緒に進めていてもストレスが溜まるだけなので、きついと感じたら運営側に連絡をして、担当者を替えてもらうというのも一つの手段です。

希望条件に合わない求人を紹介されることもある

転職サイトでは、自身の希望条件を指定して、担当のキャリアアドバイザーがそれに合う求人を探してきてくれる、というのが一連の流れです。しかし、場合によっては担当者にうまく希望条件が伝わらず、自身の希望と違う条件の求人が提示されることもあります。

また、経験の浅いキャリアアドバイザーに当たってしまうと、こちらの要望をうまく汲み取ってもらうことができず、見当はずれな求人を紹介されることも。円滑な転職活動にも支障が出てしまうので、キャリアアドバイザーの見極めはきちんとしておきましょう。

看護師転職サイトのおすすめ5選

看護師転職サイトを利用することで、働きながらでも効率的に転職活動を進めることができます。しかし、転職サイトと言ってもたくさんあるので、どこを利用したら良いのかわからない、ということもあるでしょう。看護師転職サイトの中でも人気の高いサイトは、以下の5つです。

  • レバウェル看護
  • 看護roo!
  • マイナビ看護師
  • 看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)
  • ナース専科 転職(旧:ナース人材バンク)

ということでここからは、一つ一つのサイトについて特徴を紹介していきます。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

レバウェル看護は、日本最大級の求人数を誇る、看護師転職の大手サイトです。運営スタッフは年間4,000回以上も病院を訪問して調査しているので、求人情報だけではわからない職場の内部事情に関しても細かく把握しています。そのため、職場の雰囲気や人間関係などが気になって転職活動に不安を抱いている、という人にもおすすめです。

看護roo!

看護roo!は、オンライン30秒で済むお手軽さが魅力の看護師転職サイトです。10年以上もの実績を持ち、豊富なノウハウで転職をサポートしてくれます。求人数が豊富なので、細かい条件を指定しても理想の求人が見つかりやすいのが大きなメリットです。

マイナビ看護師

大手求人サイト「マイナビ」が運営している看護師転職特化サイトといえば、マイナビ看護師です。オンライン登録や電話での面談が可能なので、実際の転職活動に役立つサポートが受けられます。病院の求人だけではなく、美容クリニックやトラベルナースなど、幅広い触手の求人があるのもポイントです。

看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)

首都圏や東海地方、関西で看護師転職を目指すのであれば、看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)がおすすめです。もちろん全国的に求人を用意してはいますが、前述の地域の求人が特に多いので、該当の地域で仕事探しをする人には特におすすめです。非公開求人も豊富で、条件も良いので、希望条件に合う職場に転職しやすいのが魅力と言えます。また、Webでカウンセリングも行っているので、不安をなくして転職活動に臨むことができるのも嬉しいポイントです。

ナース専科 転職(旧:ナース人材バンク)

ナース専科 転職(旧:ナース人材バンク)では、地域専任のキャリアパートナーや、看護師専門の担当者が多数在籍しています。看護師転職の悩みや苦労を理解した担当者に相談をしながら、不安なく転職活動に臨むことができるでしょう。

看護師転職のよくある質問

看護師転職を考えているけれど、いくつか疑問点や不安点があって、なかなかうまく進められない、と悩んでいる人も多いもの。ということでここからは、看護師転職をする上で多く寄せられる質問について紹介し、回答していきます。

看護師1年目で転職はできる?

看護師になってからすぐに、職場に合わずに転職を考える人もいるでしょう。新卒の看護師や第二新卒の看護師でも転職は可能ですが、採用されにくいということだけは頭に入れておきましょう。

新人の看護師の場合、スキルがそれほどない状態なので、即戦力を重視する病院には敬遠されがちなのです。1年目で転職を考えている場合には、新卒の看護師と一緒に研修を受けられる可能性がある4月の入社・就職を目指しましょう。

また、1年目の看護師の場合、勤務期間が短いこともあり、失業保険が受けられないので注意が必要です。辞めてから仕事を探そうとすると金銭面で苦労するでしょうから、転職先が決まってから辞めることが大切です。

同じ病院への転職はできる?

勤めていた病院を退職して、再びその病院に就職することを「出戻り」と言います。看護師に関しては出戻りをする人は少なくないと言われています。一旦職場を離れてみてから、改めて元の職場の良さに気づき、出戻りをする場合が多いようです。

スキルがあり、その職場のシステムを理解していれば、すぐに即戦力として働き始めることができるので、経営側としてもマイナスな点は少ないです。そのため、出戻りに対して経営側も容認する場合が多いのです。

一度職場を離れることで、客観的に業務内容を俯瞰でき、気持ちを新たにリフレッシュさせて業務に臨むことができます。そのため、働く側にとっても出戻りのメリットは少なくないのです。

病院以外の転職先はある?

看護師の転職サイトに登録されている求人は、ほとんどが病院での勤務です。しかし、中には美容クリニックや、トラベルワーカーなどの仕事もあります。転職サイトによっては、病院以外の求人も豊富に取り扱っているところがあります。

病院の求人の方が圧倒的に多いものの、違う職種の求人もあります。そのため、病院勤務以外を希望する人も、根気よく探せば希望の就職先に出会える可能性はあります。病院以外の勤務を希望する場合は、キャリアアドバイザーにその旨を伝えるようにしてください。

転職回数が多いと不利になる?

看護師は、転職回数に決まりがあるわけではありません。ただ、短いスパンで転職を繰り返しているような場合は、定着せずにすぐにやめてしまうのではないか、というイメージを持たれてしまいます。

即戦力を求めている現場が多いので、ある程度のスキルがあれば転職の可能性は広がりますが、転職回数を気にする職場もあります。年齢によっても変わってきますが、転職は多くても3〜4回程度に抑えておくようにしましょう。

まとめ

今回は、看護師の転職を成功させるポイントについて紹介してきました。就職難の時代にあっても、看護師業界は常に人手不足に陥っています。そのため、他の職業よりは比較的就職先が見つかりやすい仕事です。スキルに自信があれば、引く手数多の業種でもあります。

豊富な求人があるのですから、自身にあう職場を探すことも難しくはありません。とはいえ、忙しく働く毎日の中で、転職活動に精を出すのも大変です。転職サイトを有効に活用しながら、効率的に転職先を探していきましょう。

自分の働きやすい職場を探すことは、簡単なことではありません。理想の職場に就職することができて初めて、転職成功といえるのです。転職するための条件は明確にした上で、悔いのない転職活動を進めていきましょう!

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