美容外科医師の年収は?|皮膚科や整形外科との違いは?

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美容外科医_年収

美容外科医師・美容外科医年収は?
美容整形・美容外科の平均年収と給料も知りたい。
美容皮膚科の年収は?美容クリニック・美容整形など美容外科の医者は儲かるって本当?

美容外科医師の年収について気になっていませんか?

この記事では「美容外科医師の年収」について解説します。

結論、美容外科医師の年収は高いです。

しかしなぜ、美容外科医師の年収は高いのか気になりますよね。

その他にも「美容外科医師の働き方」についても解説します。

ぜひ今回の記事を参考に、美容外科での勤務を検討してみてください。

また「美容外科で働く看護師の給料」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

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美容外科医師の年収は高い

美容外科医師の年収は高い

結論から言えば、美容外科医師の年収は高いです。

医師と言うだけで年収の高いイメージを持つかもしれませんが、美容外科医師はそのなかでもトップクラス。

他の医師と比べて、倍以上になることも。

では、実際に美容外科医師の年収がどれほどなのか、以下で解説します。

美容外科医師の求人例

美容外科医師の年収を知る上で、実際の求人例をいくつか見てみましょう。

「医師ジョブ.jp」で美容外科医師の仕事を検索したところ、年収は以下の通りでした。

  • 年収2,200万円~3,300万円
  • 年収3,500万円
  • 年収1,500万円~2,500万円

もっとも多く見つかったのは、年収2,200万円~3,300万円です。

年収の低い求人でも1,500万円になるため、美容整形外科医師の年収は、高いと言えるでしょう。

他医師との年収比較

他医師との年収比較

美容整形外科医師が本当に年収が高いのか、他の医師と比べてみましょう。

  • 外科医師……平均年収1,159万円
  • 内科医……平均年収1,247万円
  • 歯科医師……平均年収570万円

美容外科医師と比べると、かなりの差があります。

やはり美容外科医師の年収は高いと言えるでしょう。

美容外科医師の年収の高さがわかる口コミ

美容外科医師の年収の高さは、SNSの口コミからもわかりました、

いくつかの口コミを以下で紹介します。

https://twitter.com/rin_rinsu_/status/1453198588696096780?s=20

美容外科医師の年収はもちろん、口コミでは、美容外科で働くナースの給与が高いとわかりました。

美容外科医師の年収は働き方によって異なる

美容外科医師の年収は職種によって異なる

美容外科医師の年収といっても、働き方によって年収の差は生まれます。

大きく分けると、開業医と分院長です。

とくに年収が高いとされるのは、開業医。

では、実際にどれほどの差があるのか、以下で解説します。

開業医と分院長の違い

美容外科医師の平均年収は、以下のようになります。

  • 未経験からの美容外科医師……平均年収1,600万円
  • オペの多い美容外科医師……平均年収2,200万円
  • 経験ありの美容外科医師……平均年収2,800万円
  • 管理医師……平均年収2,400万円
  • 美容外科開業医……3,600万円
  • 主要都市分院長……4,000万円~
  • 大手美容外科院長……8,000万円以上

結論から言えば、分院長の方が年収は高いです。

開業医であれば、年収3,000万円ほどですが、分院長の場合は4,000万円を超えます。

さらに、大手の分院長になれば、年収1億円も夢ではありません。

どちらにしてもキャリアや医院の方向性、とくに開業医であれば経営者目線での考え方は必要になりますが、年収4,000万円以上は期待できます。

美容外科医師と他美容医師の違い

美容外科医師と他美容医師の違い

美容外科医師には、似たような仕事が多くあります。

たとえば、以下のような仕事は、同じだと勘違いされやすいです。

  • 美容皮膚科
  • 美容整形外科

どちらも「美容」とつくため、よく混同されますが、べつの職種です。

以下で、それぞれの仕事内容の違いについて解説します。

美容外科医師の仕事内容とは?

美容外科の仕事内容は、いわゆる「整形」に関する仕事です。

主に、以下のような処置を行います。

  • 目の二重手術
  • 豊胸手術
  • 脂肪吸引
  • 医療レーザー脱毛
  • シワの改善

いわゆる「整形」ではありますが、それらの手術を行うのは美容外科の仕事です。

美容皮膚科医との違い

美容皮膚科医との違い

美容皮膚科は、名前の通り、美容のなかでも皮膚に特化した職種です。

主な仕事内容は、以下になります。

  • 医療脱毛
  • シミやほくろを消すレーザー治療

美容外科との違いは、整形を行わない点です。

美容皮膚科では、あくまで皮膚や肌に関する悩みを解決する仕事です。

美容皮膚科医との年収の違い

美容皮膚科の平均年収は、2,600万円です。

美容外科医とほぼ同等の年収ですが、どちらかと言えば美容皮膚科の方が低い傾向にあります。

実際に求人を検索したところ、多く見つかったのは年収2,000万円~3,000万円。

一般的に考えれば年収は高いですが、美容外科医には劣ります。

美容整形外科医との違い

美容整形外科医との違い

最も混同されやすいのが、美容外科医と美容整形外科医です。

「美容整形外科」の方が、整形を行うと考えられてしまいますが、本来、整形外科とは、骨や関節、筋肉などの運動器を治す分野になります。

いわゆる美容整形に関しては、すべて美容外科で行われているのです。

しかし、実際に「美容整形外科」として美容整形を行っている医療機関もありますが、これは美容外科がそのような看板を出しています。

美容外科を行う医療機関で「○○整形外科」と看板を出すこともあり、一部の患者さんに誤解されますが、「整形外科」は骨、関節、筋肉、神経など運動をつかさどる運動器の機能障害を治療する分野です。

引用元:公益社団法人 日本整形外科学会|整形外科と美容外科

あくまで整形外科は、容姿ではなく中身である骨などの施術です。

美容整形外科医との年収の違い

整形外科の平均年収1649万円です。

先述したように、美容整形外科は、美容に特化したものではなく「整形外科」と考えてください。

では、整形外科は美容皮膚科や美容外科医師のように美容に特化した仕事ではありません。

そのため、年収の差は大きく生まれてしまいます。

美容外科医師の年収が高い理由

美容外科医の年収が高い理由

美容外科医師の年収は、他の医師と比べてもはるかに高いです。

美容外科医師の年収が高い理由は、以下の2つになります。

  • 自由診療が多いため
  • 開業医が多いため

それぞれの理由がどのように関係しているのか、以下で解説します。

自由診療であるため

自由診療であるため

美容外科医師の年収が高い理由は、自由診療である点が大きいです。

自由診療とは、保険が適用されない診療を指します。

自由診療だと年収が高くなる理由は、自由診療は治療費を病院の判断で設定できるためです。

とくに保険外の自由診療は、治療費を病院の判断で設定できるのでオイシイんです

引用元:現代ビジネス

もちろん、あまりにも法外な金額に設定するわけではありませんが、保険診療と比べると稼ぎやすいのです。

保険診療は稼げない?

美容外科医師に転職している医師のなかには「保険診療では稼げない」という理由で転職する方もいます。

実際に、以下のような例がありました。

私は医師免許を取得して3年目には形成外科から美容外科へ転科しました。その理由は「保険診療に夢はない」と思ったからです。当時(2000年前後)研修医制度は2年間で修了でした。その後も多くの場合は、大学の医局に残るわけですが、初任給は20万円程度です。「頑張って医師になったのにこれだけ!?」という印象でした。

引用元:幻冬舎ゴールドオンライン

上記のように、医師のなかからしても、自由診療である美容外科は年収を上げやすい職業なのです。

開業医が多いため

開業医が多いため

美容外科医師の年収が高いもう一つの理由として、開業医が多いという点もあります。

先述したように、院長になれば開業医でなくとも高い年収を目指せますが、あくまで院長になった場合です。

院の一人の医師として働くと考えた場合、開業医の方が年収は高くなります。

また、昨今では美容外科が参入しやすい科目となっているため、新規で開業する医師が増えているのです。

年収の高い美容外科医師への転職におすすめの転職サイト

年収の高い美容外科医師への転職におすすめの転職サイト

美容外科医におすすめの転職サイトを紹介します。

今後美容外科医師に転職を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。

以下で、それぞれの特徴を解説するので、ぜひ美容外科医師への転職を検討してください。

リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリアは、アルバイトの求人も探せる転職サイトです。

求人掲載数は16,363件(2021年10月現在)。

美容外科の求人は、そのなかで134件と少ないです。

しかし、リクルートドクターズキャリアの特徴として、非公開求人があります。

非公開求人とは、一般的に公開されていない求人です。

会員登録をして利用すれば、他では見つからない、ライバルの少ない求人を紹介してもらえるでしょう。

さらに、無料でキャリアアドバイザーのサポートを受けられるため、転職活動もスムーズに進みます。

ある程度のキャリアがあり、競争に巻き込まれずに、転職できるでしょう。

美容医局

美容医局

美容医局は、美容クリニックを専門とした医師の転職サイトです。

転職サポートから求人の紹介、美容クリニックの見学会まで行っています

公開求人数は全体で3,094件、うち美容外科の求人数は1,330件です。

求人数も多いため、転職の幅が広がるでしょう。

数ある医師の転職サイトのなかで、美容に特化したサイトは少ないです。

美容医局は美容クリニックに特化しているため、転職活動を有利に進められるでしょう。

マイナビDOCTOR

マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORは、大手マイナビの運営する医師特化の転職サイトです。

マイナビだからこその大きな特徴は、やはり求人数の多さ。

公開求人は14,496件ですが、非公開求人は5万件以上もあります。

美容外科の求人は、公開求人は348件ですが、非公開求人は1,218件です(2021年10月現在)。

さらに、年収2,000万円以上に絞り込んでも、非公開求人は668件もあります。

また、公式サイト内には、医師のインタビュー記事なども掲載してあるので、これから転職活動をする際の参考となる情報も得られるでしょう。

「今すぐに転職は考えていないけど、転職の情報を知っておきたい」という方におすすめです。

美容外科の転職はサイトを使わなくても探せる?

美容外科の転職は、転職サイトを使用しなくても見つけられます。

実際に「美容外科 求人」と検索したところ、大手の「湘南美容クリニック」や「東京中央美容外科」の求人がヒットしました。

大手医院であれば、公式サイトで求人を掲載している場合も多いので、直接探して応募をするのも一つの方法でしょう。

しかし、転職が初めてだったり、キャリアがそこまでなかったりする場合は、採用されにくいです。

転職に不安を感じるならば、転職サイトや転職エージェントを利用して効率的に転職をすすめましょう。

医師の年収をあげるなら美容外科医師

医師の年収をあげるなら美容外科医師

年収の高い医師を目指すなら、美容外科医師がおすすめです。

美容外科医医師は、他の医師と比べても年収が圧倒的に高い特徴があります。

さらに、ある程度医院でキャリアを積めば、開業医という方向も考えられるでしょう。

現在の医院で年収に不満を感じているなら、今後の道として美容外科医師も検討してみてください。

また、給料で言えば、医師だけではなく、看護師の給料も高いです。

医師も看護師も、年収を重視する方は、今回の記事を参考に、美容外科への転職を考えてみましょう。

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