
編集部
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医療業界では職場が変わると労働時間、労働環境、年収などが大きく変わります。そのため「転職したい」と考えている医師は多いようですが、通常業務に忙殺されているとなかなか転職活動に身が入らないものです。
じっくり吟味せずに転職先を選んだ結果、後悔することも。そこでこの記事では、医師向けに失敗しない転職の仕方とおすすめの転職サイト3選をご紹介します。
また「医師の年収」について詳しく知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
目次
医師の転職でありがちな失敗

医療業界はどこも人手不足。そのため転職市場は常に活況です。しかしながら、「転職して失敗した」という医師が多いのも事実。
その理由として多いのが次の3点です。
- 労働時間の短縮のみを意識して年収が下がる
- 人間関係の面で働きにくい
- やりがいがなくなった
まずはこれらの失敗理由について詳しく説明していきます。
労働時間の短縮のみを意識して年収が下がる

医師が転職を考える理由として一番多いのは「労働時間が長すぎる」というものでしょう。夜勤続きでろくに休みが取れず、消化しきれなかった休暇を病院側に買い取ってもらっている人も多いはず。
したがって労働時間の少ない病院に人気が集まりがちなのですが、年収のことまで考えると安易に転職してはいけません。なぜなら労働時間が減ったことで残業代が支給されなくなり、予想以上に年収が下がってしまうから。
たとえば住民税などは前年度の所得に応じて課税されますから、年収が大幅に減ると貯金を崩して税金を払うことになりかねません。その他、ローンを抱えている場合なども支払いに影響が出るでしょう。
対策

労働時間を短縮しつつ年収の減少を抑えるまたは維持するには基本給を上げるのが一番。基本給が高ければ労働時間の短縮により残業代が減っても痛手にはなりません。
つまり労働時間が短く、なおかつ年収があがる転職先を探す必要があるのです。(実質的なキャリアアップになるのでそれなりのスキルと経験が求められます)
転職前の勤務先で年間にどれだけの残業代がついているのかを計算し、それと同等かやや少ないくらいの金額が基本給に上乗せされた転職先を探してください。
人間関係の面で働きにくい

職場の人間関係が悪いと大きなストレスになります。かといって、一朝一夕では改善が難しく、その点で悩んでいる医師も多いことでしょう。
実際、転職に伴って「前の職場は人間関係が良かったのに転職したら最悪だ」と感じることは多々あります。特に大きな病院になると派閥や出世競争がおきがちなので、そういった煩わしいことに関わりたくない人は要注意です。
逆に、小さな病院だと「年齢の近い同僚がいない」「院長のワンマンが過ぎる」といった問題点が起こりがちです。
対策

転職先の人間関係を事前に把握することはほぼ不可能です。仮に現職の人に話を聞けたとしても、自分が加わった後のことは想像するしかありません。とはいえ、何の情報収集をしないよりやった方がはるかにマシ。
面接で直属の上司となる予定の医師と会えたときは出来るだけ多くの質問をし、相手がどんな人物なのかを探ってください。また、面接で直属の上司となる予定の医師と会えなかった場合は、内定が出てからで良いので配属先を見学させてもらうことをおすすめします。
そこでのチームワークや看護師達の目の輝き、同僚となる医師達の言動などをじっくり観察し、転職前の職場と何がどう違うのかを分析すると良いでしょう。
やりがいがなくなった

「転職して環境が変わったことでやりがいを失った」というのもよく聞く話です。たとえば休む間もなく働いて医師が労働時間の短いところに転職した場合、急に増えた余暇の時間を有効に使えないことがあります。
結局自宅でゴロゴロしているだけのこともあり、「こんなに緩い生活でいいのか?」「もっとバリバリ働いて経験を積んだ方が将来のためになるんじゃないのか?」と心配になってしまうのです。
転職すると多かれ少なかれ環境が変わり失うものも出てくるはず。よく考えるとその失ったものがやりがいに直結していたということもあるので十分に注意してください。
対策

自分が何に対してやりがいを感じているのか。それを知るためには自己分析を掘り進める必要があります。仕事終わりに「今日はよく働いたからビールを飲もう」「疲れたけど気分がなぜか良いなぁ」と感じることがあるはず。
そんな日を思い出して何があったからそう感じるのかを考えてみると良いでしょう。「患者さんの笑顔がみれた」「ありがとうと言ってもらえた」など、現場で頑張っているからこそ感じられることが自分にとってのやりがいなのかもしれません。
やりがいのある仕事をするというのは人生において大切なことなので、自分にとってのやりがいを見失わないようにしてください。
医師が転職を検討するときにやるべきこと

前述した通り、転職したからといって満足度があがるとは限りません。したがって、転職を検討するときは下準備を綿密に行う必要があります。
その準備の主なものは次の通りです。良い転職をするにはいずれも大事なことなので、一つずつきっちり行ってください。
- 自身の目標を定める
- 他院に務める同期の話をよく聞く
- MRに他院の話を聞く
- 転職サイトに登録して求人をみてみる
自身の目標を定める

「単に今の職場が嫌だから」という理由だけで転職してしまうとたいてい失敗します。そうではなく、将来どんな医師になりたいのかをしっかりと定めるべき。
- 小さな個人院を開業してゆっくり過ごす
- 大病院で最先端の医療に携わる
- 現場を離れて研究メインで過ごす
- VIP向けの病院に勤めて高所得を得るetc
このように同じ医師でも働き方は大きく異なります。また、結婚して家庭を持ったとき、夫や父としてどうありたいのかも考慮しなければなりません。
この目標が定まっていないとどの求人に応募すべきなのかが見えてこないので、今一度立ち止まって慎重に自分の望む将来をイメージしてみてください。
他院に務める同期の話をよく聞く

学生時代や研修期間を通して多くの同期と知り合っているはず。当然、別の病院に勤めている人もいるわけで、そこがどんな様子なのかを聞くことは大変有意義です。
なぜなら、自身が勤める病院の方が様々な面で恵まれている可能性があるから。人間はわがままな生き物なので常にないものねだりをします。その欲求にばかり目を向けていると、自分の立ち位置が分からなくなりがち。
同期から話をきくのは自分の立ち位置を再認識するためであり、それによっては「転職しない方が良い」と気付かされることすらあります。
MRに他院の話を聞く

他院のことをについて知りたいなら担当のMRに話を聞くという手もあります。営業のため日々たくさんの病院を周り、そこの医師達とコミュニケーションをとっているMR。
病院の経営状態についてもある程度調べており、情報を得るにはMRはもってこいの相手です。
- 「○○病院に最新の医療機器が導入された」
- 「△△は職場の雰囲気が良くないように感じる」
- 「××で管理職のポストが空き、近々求人が出るらしい」
このようなレアな情報が手に入ることもあるので、ぜひ話を聞いてみるべき。場合によっては他院の医師を紹介してもらえることもあります。
転職サイトに登録して求人をみてみる

実際にどんな求人があるのかを転職サイトに登録してチェックすることも大事です。
これによって自身が定めた目標の妥当性や同期やMRから集めた情報の信憑性が分かります。
また、転職サイトによっては口コミやコラム、注意点などのコンテンツがあることも。それらに目を通していくことで「そもそも自分は転職すべきなのか?」「自分のスキルならどれくらいの条件・待遇が妥当なのか?」などが分かってきますよ。
医師のための失敗しない転職サイト3選

前述した通り、転職サイトには様々な情報が掲載されており、面接に進むまでは匿名で活動できるので、現在の職場にバレて気まずい思いをすることもありません。
医師は閉鎖的な環境で毎日仕事をするので、勤務先以外の情報に疎くなりがち。
その意味でも、将来的に転職する可能性があるなら登録しておくべきです。
転職サイトの使い方

まだ転職の意思が固まっていない人はサイト内のコラムや口コミを読み、自分にとって転職が本当に有益なのかどうかを判断するのに活用できます。
一方、すでに転職の意思を固めている人は転職サイトに登録して具体的な求人探しを行います。その求人探しですが、キャリアコンサルタントと直接面談するタイプと、電話等で簡単に打合せをするタイプが存在。
前者は保有する求人案件が少ないものの、サポートの高さと確度の高い求人紹介が特徴。後者はサポート力で劣るものの、豊富な掲載求人のなかから自分で探せるという特徴があります。
引用元:MCドクターズネット公式サイト
おすすめの転職サイト3選

医師向けの転職サイトはいくつかありますが、掲載求人数やキャリアコンサルタントのサポート力には違いがあります。
それらは良い転職活動に直結するので、できるだけ評判の良い転職サイトに複数登録するのがコツ。
以下の3サイトはとくに評判が良いので、まずは登録してみることをおすすめします。
- MCドクターズネット
- ドクタービジョン
MCドクターズネット

登録者数 | 不明 |
求人数 | 不明 |
非公開求人 | ある |
コラムや口コミ | 転職のノウハウ、医師の働き方など |
ドクターズネットは拠点の多さが特徴。各拠点には医療業界に精通したキャリアアドバイザーがおり、相談しながら転職活動できます。
サイトに登録後はそのキャリアコンサルタントと面談し、自身の希望とスキルを伝えればOK。あとはキャリアコンサルタントが条件の良い転職先を探して来てくれるのです。
無論、面談試験を受けることになりますが、希望やスキルがマッチしているだけに採用される可能性は大です。
引用元:MCドクターズネット公式サイト
ドクタービジョン

登録者数 | 不明 |
求人数 | 約13,000件 |
非公開求人 | ある |
コラムや口コミ | 医師の転職、給与、貯蓄、医療動向など |
ドクタービジョンは東証一部上場の日本調剤株式会社を母体とする医療総合人材サービス会社です。そのため転職サイトとしての知名度が高く、常時13,000件もの求人案件を掲載。そのなかから希望やスキルにあったものをキャリアコンサルタントが紹介してくれます。
キャリアコンサルタントは「履歴書」や「職務経歴書」の書き方に関するアドバイス、採用後の各種手続き(雇用契約書の作成)のサポートも行ってくれるので、忙しい医師にとっては心強い味方。
さらに、自身でサイト内の検索機能を使う際は、「年収2,500円以上」や「院長募集」など予め検索条件がたくさん設定されているので、短時間で希望の転職先を見つけることができます。
引用元:ドクタービジョン公式サイト
医師の転職はサイトをフル活用すべし

この記事では、医師の転職についてご説明しました。医師向けの転職サイトをみれば非常に多くの求人が掲載されています。どの医療機関もスキルのある医師を求めているので、いざ応募してみると思ったより簡単に採用されます。
ただし、応募先の選定とそもそも転職すべきなのかということについてはしっかり考えるべき。これらが固まらないまま目先の条件だけで転職すると「失敗した」と後悔するかもしれません。
人生において転職の機会はそう多くはありませんから、失敗しないように転職サイト等を使ってしっかり準備・検討してから決めてくださいね。